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「柳先輩」どうしたんですか
「落とし物をしてしまった」
「どういうやつですか?」
「お守りだ」
「探さないんですか」
「今日の俺の行動範囲から察するに、落ちている可能性があるのは部室や職員室を含めた校舎全体に加えてグラウンド。更にどこでおとしたかの記憶もない。探したところで無意味だろう」
「柳先輩は」
「なんだ」
「いや、すぐ諦められるんだなって。大事なものなんでしょ?」
「どうしてそうおもう?」
「要らないものなら立ち止まらないでしょ?」
「これは」
「迷ってるの?わかんないけどさ。いいよ、俺も探してあげますよ」
「お前に迷惑をかけるわけには…」
「別にいいっすよ。それよりはやく探さないと日が暮れちゃいます」
「…ああ、そうだな」
「ところで」
「なんだ」
「その足のとこにあるやつは」
「…ん?あ」
「…ぷっ、柳先輩でもそんなことあるんすね!」
「煩いぞ…灯台もと暗しというやつか…」
「それ、なんのお守りなんですか?」
「これか?これはな」
「必勝のお守りだ」
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